歴史を感じるホイストクレーン

心地よい春の陽気も終わり、だんだん蒸し暑くなってきました。夏の仕事に向けて体力づくりに励みたいと思います。

夏の暑さにも負けないベテラン社員を見ると、私も頑張らねばと思いますが、

どうやらホイストの世界にも頑張っている“べテラン”がいるようです。

先日、神奈川県にある弊社の平塚営業所から、とても古いホイストがあるという連絡がありました。

戦前のホイストで約８０年現役で頑張っているそうです。

日本製のホイストの歴史は、昭和３年にトカコホイスト（東京ガス電気工業）が誕生したことに始まります。

その後、昭和１２年に東京ガス電気工業が解散、技術者が明電舎と日立製作所にそれぞれ入社しホイスト製作を開始します。

この写真のホイストは、その頃に製作された明電舎製のＤ型と思われます。

残念ながらこのホイストは、来年乗せ替えとなり、ご隠居なさるそうです。

道具を丁寧に扱い、適切なメンテナンスを続けて、長く使う。

大切にしたい精神です。