新人さんにインタビュー「社会人としての責任ってナニ?」

新人さんにインタビュー「社会人としての責任ってナニ?」

社会人になりたての頃は、学生時代との様々な違いにとまどうこともあるかもしれません。毎朝きちんと起きなきゃいけなかったり、1日の就業時間がバイトの頃と比べて長くなったり。人間関係だって変わります。様々なことが一気に変化する中、いちばん変わるのは「責任の重さ」かもしれません。社会人の責任って、いったいナニ?新入社員の黒野さんに聞いてみました。

黒野さん|研修中
経営学部卒。2022年4月に正社員として入社。学生時代は陸上競技(長距離)の選手として活躍。今でも休日には10キロのランニングで汗を流す。ランニングの後のサウナも楽しみのひとつ。

【志望理由】自分の強みを理解してオファーをもらえたことが嬉しかった。

――愛和産業を知ったキッカケを教えてください。

黒野 就活ではとあるアプリを利用していました。自分の強みなどを記入し、企業側からオファーを待つというものです。そこで愛和産業からオファーをいただき、会社のことを知りました。

――クレーンを扱う会社だということをその時に知ったのですか?

黒野 はい。それまでは申し訳ないのですが、会社の存在すらも知らず。さらにクレーンといっても、ピンとこなかったですね。いったいどういうものなんだろう?という…。

――その中でも愛和産業に入社を決めた理由はなんですか?

黒野 もともとはものづくりが好きで。昔からプラモデルづくりが好きで、父の影響を受けてガンプラにハマっていました。仕事と一緒にしていいのかわかりませんが、設計図を見ながら組み立てていく工程そのものはクレーンの製造と一緒だなと。

――男の子のあるあるですね。他には理由はありますか?

黒野 他にも何社か受けたのですが、やはり就活アプリからオファーをいただいたのが嬉しかったです。自分の強みを記入していて、それを理解した上で声をかけていただけたので。

――自分の強みはなんて書いていたのですか?

黒野 「継続力」と「改善力」と書きました。学生時代に陸上競技、長距離をしていたのですが、大会に合わせて練習計画を練り、体調管理も含めて結果が出せるように継続していくことを経験しました。また結果が出なかった時にどうすればいいのか?様々な角度から検証して改善する力も身に着けました。そのあたりが強みかなと思って。

――なるほど。それにしても経営学部のご出身で、ものづくりの企業を志望するって珍しいですね。

黒野 たしかに、大学時代はものづくりに関する専門知識を学んでこなかったので、難しいのかなと思っていました。しかしそのあたりも理解した上でオファーをいただけましたし、営業志望ならいけるかもと思い、入社を決めました。

【学生時代とのギャップ】お給料をもらって働くことの責任・重圧。これが社会人か!

――入社した初日のことは覚えていますか?

黒野 いやぁ、それが緊張でガチガチで、正直あまり覚えていません(笑)。座学で3日ほど研修を受け、その後先輩と一緒に各現場を回って仕事の紹介を受けたと思うのですが…。

――入社前に思い描いていたイメージとのギャップはありましたか?

黒野 入社前は、職人気質の人が多いんだろうな、というイメージでした。現場でもけっこう大声で怒られたりするのかな?と思っていました。しかし入社してみるとそんなことはぜんぜんありませんでしたね。緊張感はありますが、みなさん和気あいあいで、ピリピリしたかんじでもありません。

――天井クレーンを見た感想は?

黒野 最初に思ったのは「こんなところについているんだ!」ということ。工場内で上を見上げない限り見えませんから。

――工場に設置されていることが多いんですか?

黒野 工場がいちばん多いとは思いますが、その他にはゲームセンターや水族館、テーマパークなど。自分はまだ見に行っていませんが、東海エリアの有名テーマパークにもついているそうです。本当にいろんな場所に設置されているんだなということを改めて知ったと同時に、日本のあらゆる場所で活躍しているんだなと思いました。

――他に学生時代とのギャップはありましたか?

黒野 やはり責任の重みといいますか。学生時代はアルバイトしてもせいぜい1日4時間ほどでした。それが今では1日8時間で週5日働きますし、働いている間に求められていることもバイト時代とはぜんぜん違います。

――具体的にどう違いますか?

黒野 バイトでは、言われたことだけやっていればいいというかんじでした。そしてそれが「やらされ感」にもつながっていました。しかし社会人になってからは、任された以上はしっかりと取り組んで結果を出さないといけない。そのために自ら情報収集をし、主体的に関わらないといけない。もちろん先輩方はいろいろ教えてくれますが、受け身のままでは仕事が進まないというか。そのあたりが大きく違いますね。

【失敗談】作業する以前の問題!ささいなことだけど、とても重要なことを忘れる。

――現在はどのような研修を受けていますか?

黒野 現在は製造部で先輩方のお手伝いです。まだまだ簡単な部分しか任せていただいていません。

――具体的にはどんなことをしているんですか?

黒野 クレーンを組み立てる部材のバリとりとか。切り出した部材がささくれだっていて触るとケガをしたりするので、サンダーという機械でバリをとる作業です。他には先輩に指示された道具を持ってきたり、材料を運んだり。

――これまでの研修の中で、失敗したなと思うことはありますか?

黒野 事故とか怪我とかはないんですけど、設計部で研修を受けているときに、現場調査に行く機会がありました。その時に現場に入るために着用が義務付けられている安全帯を持っていくのを忘れました。その時は先輩に怒られましたね。

――安全帯がないと現場には入れない?

黒野 まあ、そうですね。基本中の基本なんですけど。その時は車に予備の安全帯を積んでいたので事なきをえましたが、それ以来気をつけるようになり、忘れることはなくなりました。

――先輩にはなんと言って怒られたのですか?

黒野 「作業以前の問題だ」と。ささいなことなのかもしれませんが、現場で安全を確保する上で非常に大切なことであり、うっかり忘れてしまうことが現場にどれだけ迷惑をかけることなのか。責任を痛感した出来事であり、自分にとっては印象に残っている失敗です。

【自分自身の成長】受け身だった自分が、主体的に行動するようになった。

――今までメンテナンス、設計、製造、営業と研修を受けてこられたそうですが、いちばん興味が惹かれるのは?

黒野 あえて言うと営業ですかね。営業は会社の顔。お客様と商談して各部ともいろんな調整をし、ひとつのクレーンを立ち上げる。非常に責任が大きく、やりがいがあるなと感じました。

――それは、先輩との同行で感じたのですか?

黒野 はい。営業現場に同行した際に、先輩を見てかっこいいなと。ものづくりという意味では製造にも興味はありますが、今は営業のほうに興味が傾いているかんじですかね。

――入社して1年弱ですが、ご自身で「成長したな」と感じるところは?

黒野 学生時代は何をするにも受け身でした。陸上は自分の意志でやっていましたが、授業を受けるのも、バイトも、言われたことをやるだけ。しかし社会人になって、主体的に動くようになりましたね。自分で考えて行動しなければ先がないからです。

――具体的にどんな行動をしているのですか?

黒野 もちろん与えられた仕事をこなすのですが、することがなくなったら「次は何をしましょうか?」と先輩に声をかけたり。小さなことかもしれませんが、今までは待っているだけだったので、そういう意味では大きく意識が変わりました。

――なぜ、そんなに意識が変わったのでしょう?

黒野 アルバイトとは違って月給でまとまった額のお給料をいただくわけなので、いただいた分はしっかり働かないといけないといいますか。会社も未来の発展のために自分に投資してくれているわけなので、入社したからには還元しないといけない、という気持ちでいます。早く仕事を覚えて会社に、そして世の中に貢献できる人材になりたいですね。

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