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電磁接触器の不具合

作業日:2017年9月

先日、休日に川沿いを散歩中に、彼岸花が咲いているのを見つけ、小さな秋の季節を感じました。皆様も、小さな秋を見つけられたでしょうか。

 

さて写真は、ホイストの巻上下などに使用されていた不具合のある電磁接触器です。

 

1枚目は、接点が激しく溶け、摩耗している状態の巻上用電磁接触器です。

2枚目は、写真が見にくいですが、可動側接点が欠落している巻上用電磁接触器です。

3枚目は、固定側接点の位置がズレて、(左側接点が正しい位置)可動側との接触面積が少なくなっている巻上用電磁接触器です。

4、5枚目は、電磁接触器を吸引させるコイルが通電していない状態にも関わらず、可動側と固定側の接点同士がくっ付いた状態のまま(溶着)してしまっている電源の入切用電磁接触器です。電源が入りっぱなしになっていました。

 

全て、定期点検で発見した不具合のある電磁接触器です。幸い定期点検で発見でき、単相運転によるモーター焼損やクレーンの暴走など、二次的な不具合を未然に防ぐことが出来ました。

どれも定期点検の重要性を認識させられる不具合でした。

 

電磁接触器の不具合は、モーター焼損やクレーンの暴走等につながります。

クレーンの重要な点検項目の一つですので、定期的な点検を行う必要があります。