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電磁接触器、接点が欠損

作業日:2016年3月

日々、花粉症で苦しんでいる今日この頃です。みなさまは、花粉症で苦しんではいないでしょうか。

 

さて、写真は明電ホイストの巻上用の電磁接触器です。巻下が動かないとの事で調べたところ、3相のうちの1相、接点が欠かけていました。

過度なインチング操作によるスパークや繰り返されるモーターの起動(通常運転時の電流値よりモーターの動き始めは、電流値が高い)によって発生した熱の影響で、接点部が溶け落ちモーターが単相運転になり、巻下が動かなかったと思われます。

単相のままモーターを動かそうとし続けると、モーター焼損の原因にもなります。今回は処置が早かったため焼損は防ぐことができました。

 

必要以上なインチング操作は、電磁接触器の損耗など、クレーン全体に悪影響を及ぼす恐れがありますので控えましょう。また定期的な電磁接触器の点検をしましょう。