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クレーン講座 第5回 クレーンの操作方式③ 運転席式クレーン

作業日:2019年8月

クレーン講座の5回目は、引き続き、クレーンの操作方式ついて取り上げます。今回で、操作方式については最終回です。

今回は、運転席付クレーンと無線運転式クレーンについて説明します。

 

運転席付クレーンは、イラスト1枚目の様に、クレーンに運転席が付いており、そこからクレーンを運転します。そのため、定位置での操作となり、走行操作時は、操作者がクレーンの走行と共に移動することになり、横行操作時は、定位置で操作する事になります。

 

無線運転方式は、イラスト2枚目の様に、無線機によって操作する方式です。横走行操作時は、自由な位置で操作することができます。

 

これらのクレーンで、なおかつ吊り上げ荷重5t以上のクレーンを操作する場合、クレーン・デリック運転士免許におけるクレーン運転士免許が必要となります。(吊り上げ荷重5t未満の場合は、特別教育修了者でも操作可能です。)

 

特に気を付けていただきたい事例として、吊り上げ荷重5t床上操作式クレーンで、押釦ケーブルが邪魔なのでケーブルを撤去し、無線方式に変更したい場合、操作者の方は、クレーン運転士免許が必要となります。資格をお持ちの方が操作するか、新たに資格を取得する必要がありますので、ご注意ください。

 

次回からは、定期自主点検、性能検査などについて、取り上げていきます。