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クレーン講座 第12回 定期自主検査について

作業日:2020年3月

昨今の新型コロナウィルスの流行により、桜の開花を複雑な気持ちで迎えております。流行の早期終息の訪れを願うばかりです。

 

さて、クレーン講座第12回は、定期自主検査についてご説明します。

つり上げ荷重0.5t以上のクレーンは、「クレーン等安全規則」により、日常・月例・年次の各点検が定められています。

 

日常点検(作業前点検)は、その日の作業を開始前に実施する点検です。

日常点検では、以下の部分の点検が、「クレーン等安全規則」より定められています。

1.過巻防止装置、ブレーキ、クラッチ及びコントローラーの機能

2.ランウェイの上及びトロリが横行するレールの状態

3.ワイヤーロープが通っている箇所の状態

 

これらに加えて、ホイストを購入された際に、各メーカーよりホイストに付属の取扱説明書に、機種ごとの日常点検の項目が、記載されておりますので、そちらもご参照ください。

 

月例点検は、1月以内ごとに1回定期に行う点検です。年次点検は、1年以内ごとに1回、定期に行う点検です。

なお、月例・年次点検は、法により点検記録を3年間保存することが義務付けられておりますので、ご注意ください。

 

この月例点検及び、年次点検については、次回以降のクレーン講座で、弊社の事例を交えながら、詳しくご説明します。