定期点検でクレーンの走行時に異音がするとの事で走行車輪の交換を行ってきました。
クレーンサドルから車輪を外したときに驚きました。なんと車輪中心にあるボールベアリングの
カバーが外れ、中の鉄球が下に集まった状態になっていました。
本来なら、ベアリング内部の鉄球は均等に配置されており又、
今回のベアリングは、2枚目の写真のように蓋が取りついた形が本来の姿です。
この蓋は、車輪を外した際ベアリングないに巻き込まれ、樹脂とグリスの塊となって落ちてきました。
定期点検でクレーンの走行時に異音がするとの事で走行車輪の交換を行ってきました。
クレーンサドルから車輪を外したときに驚きました。なんと車輪中心にあるボールベアリングの
カバーが外れ、中の鉄球が下に集まった状態になっていました。
本来なら、ベアリング内部の鉄球は均等に配置されており又、
今回のベアリングは、2枚目の写真のように蓋が取りついた形が本来の姿です。
この蓋は、車輪を外した際ベアリングないに巻き込まれ、樹脂とグリスの塊となって落ちてきました。
夏の暑さもやわらぎ、涼しくなるかと思いきや急に肌寒くなってきましたね。
このまま日本は四季がなくなってしまうのではと不安になります。
さて、今日は先日突発修理の原因となった「電磁接触器の接点の摩耗」について書きたいと思います。
クレーンの横行モーターが唸って動かないとのことで、現場に駆けつけて原因を探っていくと、横行の電磁接触器の接点が摩耗していました。(この場合は摩耗が進みすぎて接点が1相分欠けています *写真3枚目)
接点が欠けていたことで、3相電流が流れずにモーターが単相運転していたようです。
今回はご連絡が早く、電磁接触器のみを交換、モーターは交換せずに済みましたが、そのまま単相運転を続けるとモーターが焼損し、ステーターのまき直しや交換といった事になります。
クレーンを使っていて異変に気づいたらすぐにご連絡を!
雨の日が多かった8月も終わり、9月に入りました。最近の集中豪雨は突然襲ってきますので非常に困ります。
さて、本日はKITO製チェーンブロック 巻上フック用クッションラバーのつぶれについて書きたいと思います。
KITO製チェーンブロックをお使いのみなさん、チェーン巻取り時に上限リミットスイッチ、もしくは上限のフリクションクラッチを常用していませんか?
上限を多用していると、巻上フックの上に付いているクッションラバーが、写真の様につぶれて変形したり、ヒビ割れしたりします。
このクッションラバーには、上限時に170パーセントの巻取りの力が働きます。
このラバーがつぶれていたりするとチェーンブロック本体のフレームにこの力が直接加わることになり、本体フレームが割れたりします。
クッションラバーがこの様な状態でしたら、すぐに交換をお勧めします。
上限リミットスイッチはあくまで過巻防止のための安全装置であり、常用するものではありませんので日常点検以外では常用しないようにしましょう。
盆工事で乗せ替えたクレーンに乗っていた日立N型5tホイストの写真です。
懐かしかったので、思わずカメラで撮ってきました。
昭和48年製のクレーンに乗っていたのでホイストも昭和48年製だと思います。
40年以上の活躍ご苦労さんでした。
このホイストはクレーンと一緒にスクラップやさんに引き取られていきました。
コーンロータとコーンブレーキの付いているホイストで久しぶりにお目に掛かり
昔、ブレーキのギャップ調整で大変苦労したことを思い出しました。
最新型のオールインバータ式クレーンになり、音も静かになり、お客様も満足
されていることと思います。
集電トロリーの取替修理をやってきました。
新品との比較で並べてみました。左が新品で右が今回交換した集電トロリーです。
集電子のアップも2枚目が交換部品で3枚目が新品の写真です。
交換部品を見てもらうと摩耗限界を知らせるラインギリギリです。
(今回の場合は、日本ホイスト製NHダクトなので、集電トロリーごとの交換しました。)
これ以上摩耗してしまうと送電エラー等不具合が出てきてしまいますので
定期的な点検による交換をお勧め致します。