定期点検でクレーンの走行時に異音がするとの事で走行車輪の交換を行ってきました。
クレーンサドルから車輪を外したときに驚きました。なんと車輪中心にあるボールベアリングの
カバーが外れ、中の鉄球が下に集まった状態になっていました。
本来なら、ベアリング内部の鉄球は均等に配置されており又、
今回のベアリングは、2枚目の写真のように蓋が取りついた形が本来の姿です。
この蓋は、車輪を外した際ベアリングないに巻き込まれ、樹脂とグリスの塊となって落ちてきました。
定期点検でクレーンの走行時に異音がするとの事で走行車輪の交換を行ってきました。
クレーンサドルから車輪を外したときに驚きました。なんと車輪中心にあるボールベアリングの
カバーが外れ、中の鉄球が下に集まった状態になっていました。
本来なら、ベアリング内部の鉄球は均等に配置されており又、
今回のベアリングは、2枚目の写真のように蓋が取りついた形が本来の姿です。
この蓋は、車輪を外した際ベアリングないに巻き込まれ、樹脂とグリスの塊となって落ちてきました。
夏の暑さもやわらぎ、涼しくなるかと思いきや急に肌寒くなってきましたね。
このまま日本は四季がなくなってしまうのではと不安になります。
さて、今日は先日突発修理の原因となった「電磁接触器の接点の摩耗」について書きたいと思います。
クレーンの横行モーターが唸って動かないとのことで、現場に駆けつけて原因を探っていくと、横行の電磁接触器の接点が摩耗していました。(この場合は摩耗が進みすぎて接点が1相分欠けています *写真3枚目)
接点が欠けていたことで、3相電流が流れずにモーターが単相運転していたようです。
今回はご連絡が早く、電磁接触器のみを交換、モーターは交換せずに済みましたが、そのまま単相運転を続けるとモーターが焼損し、ステーターのまき直しや交換といった事になります。
クレーンを使っていて異変に気づいたらすぐにご連絡を!
集電トロリーの取替修理をやってきました。
新品との比較で並べてみました。左が新品で右が今回交換した集電トロリーです。
集電子のアップも2枚目が交換部品で3枚目が新品の写真です。
交換部品を見てもらうと摩耗限界を知らせるラインギリギリです。
(今回の場合は、日本ホイスト製NHダクトなので、集電トロリーごとの交換しました。)
これ以上摩耗してしまうと送電エラー等不具合が出てきてしまいますので
定期的な点検による交換をお勧め致します。
突発の修理で凄い物が出てきました。
これはホイストの横行車輪ですが、長年の使用により片側のフランジが削れてしまい外れてしまった物です。
1枚目の写真は同じホイストの削れていない車輪との比較ですが、見事に無くなってしまってますね。
今回は、運よく内側のフランジだった為車軸に引っかかり下へ落ちませんでしたが、もし外側なら・・・
しっかりと定期検査をして予防保全に努めましょう。